以前本牧の三之谷に住んでいました。この白い家の事ははじめて知りました。
本牧原なのですか?この現場に行けば私は見えるので嘘か真実かわかると思います。
三之谷マンションにはじめて不動産屋と内見しに行った時からあまり良い印象は受けませんでした、空気が重いと言うか。
その日は5件ぐらい内見しに飛び回っていて、最後に見た物件が三之谷のマンションでした。すでに夜になっており彼氏も疲れていたようで、私は「ここは嫌だ」と言ったのですが彼から「もうきりがないからここに決めろ」と言われ住むことになりました。
家賃13万2DKオートロック無し、当時あまり新しくはなかったのにすごい高い印象はありましたね。
その当時彼氏が家賃を払っていたので住めましたが、彼氏は会社経営で忙しくもあり土日だけ来てくれて会っていました。
しかしその三之谷のマンションも霊障がひどくて。。
引っ越して2日目の夜、コードレス電話で友人に「引っ越したから遊びにおいで」と寝ながら話していた時に初めて先住者の存在をリアルに体験してしまいました。
会話をしていると突然背筋に強烈な寒気を感じ、後ろを振り向こうとしてもかなり強い感覚で肩から覗き込んでくる気配がしました。
怖いと感じて目を閉じて沈黙してしまい電話口の友達もずっと私を呼んでいました。
あまりにもリアルすぎて息づかいが聞こえたので、幽霊ではなく泥棒と判断してしまうほどでした。
隣のベランダの窓の鍵を閉め忘れていたかと思いました。
隣の奥の部屋も空き家でいつでも内見できるよう鍵を閉めてない事が多かったみたいでそこから侵入されたのかと。
目を閉じたまま友人に「ヤバイよ。後ろに誰かいる」と言ったら、友人がこのまま電話切ってすぐに110番しろと言って一方的に電話切られました。
私はパニックになりしばらくその場から動けずにいたら、後ろの気配がスゥーと軽くなりました。
まるで背後にいた誰かが隣の部屋に入っていった感覚です。
私は110番のプッシュボタンが何度おしても押し間違えてしまい、やっと山手警察に繋がっても引っ越して間もなかったのでちゃんと住所を伝えられず半泣き状態に。
警察は番号から大体の場所はわかることを教えてくれて、マンションの近くにあるファミレスとマンションの特徴を伝えたら、そのまま電話切らずにすぐに外へ逃げなさいと言われました。
しかし私は腰を抜かしていて立ち上がることができず、体を引きずって玄関に行こうとしたとき、隣の部屋から物音が聞こえてきました。
私が今いる場所と隣の部屋は曇りガラスの扉で仕切られているのですが、ガラス越しに人の影が山積みになったダンボールを物色している様子が見えました。
やっとの思いで外にでるとパトカーのサイレンが聞こえてきて2人の警察官がやってきました。
警察官が部屋に入って5分ほどすると「中を確認したけど誰も居ない」と言われ、「あなた酔ってるの?」と呆れ顔で注意されました。
何を言っても信じてもらえず。
お酒はもちろん飲んでいません。
頭のおかしい女の子と思われていたのでしょうね泣
部屋に戻り山積みのダンボールを確認しました。
私はその当時携帯持っておらず手帳を持ち歩いていました。
その手帳をダンボールの中に入れたのをハッキリ覚えているのですが手帳だけ無くなっていました。
手帳には連絡先だけでなく、大切な写真なども入っていたのですが結局探しても出てきません。
あの日から私の手帳は消えたままです。
以前、オーラの泉というTV番組で江原さんと美輪明宏さんが話していた内容を思い出しました。
ゲストの上原桜さんが高校生のころ教室で遊んでいたら突然手のひらに硬いものを感じたそうです。
手を見たら小さい剣を握っていたと話していました。
江原さんは物品が移動して上原桜さんの手に瞬間移動したと言っていました。
距離も時間も超えて上原桜さんの手の中に移動したと、そういう例はあるみたいです。
私の手帳もどこかに物品移動したのか?それとも幽霊が持っているのか?不思議です。
話を戻しますが、その日からラップ音や気配、寝ていると覗かれる現象が起き始めました。
怖いので家中の電気つけたまま寝るようになり、小さい音量でお気に入りの音楽流しながら寝るようになりました。
ある日ウトウトして壁にもたれて寝ていたらフローリングを歩く音が近づいてきました。
様子を伺っていると他の部屋にあるコンポから爆音が鳴り響きました。
お風呂に入っている時も覗かれているような感覚があったり、部屋のどこかに人がいるような生活音が聞こえてきたり。
シャワー止めてお風呂の扉を開けてるとシーンとしている。
扉を閉めてシャワーを出し始めるとまた音が聞こえてくる。
こんなことが毎日続きました。
家族や友人に話しても気のせいだろうとスルーされるだけ。
だけど家に泊まった友人のうち2人だけは寝ているときに顔を覗き込まれたと言っていました。
霊感ある人と無い人の差があるのかもしれません。
そしてとうとうこの日がやってきました。
夜の8時頃、部屋の片付けをしていたときに今までにない激しい寒気と鳥肌が頭から足の爪先までビリビリ感じました。
怖くなって外に出るために玄関に向かおうとしたその時、私は見てはいけないものを見てしまいました。
幽霊の姿でした。
今までは音や気配を感じるくらいしかなかったのに今回は人間の形がハッキリと見えました。
しかも首は体から離れてフワフワと浮いているのです。
眉毛も目も鼻も口もちゃんと見えました。
頭はカールの効いたクルクルヘア。
無表情の生首でジーと目があったまま動けません。
金縛りにあったように固まってしまいました。
時間にしたら20秒から30秒ほどでしょうか。
私はそのまま気を失ったみたいで気づいたら朝の10時頃でした。
正気を取り戻した時、なぜか普段の感覚とは明らかに違っていて、まるで先住者の幽霊が居なくなったような感覚がしました。
たぶん自分の存在を知らせる為に夜な夜な出てきたんだろうなと思います。
私はその部屋に6年住みました。
たまに気配を感じることはあっても姿を見ることはありませんでした。
多分今現在も幽霊は誰かを探してその部屋にいるのかもしれません。
長文になりすみませんでした。
本牧の白い家の話ではありませんが近隣の怖い話ということで。
マイカル本牧の裏は昔処刑場だったそうです。
このあたりの地域一帯はなにかしらのいわくがありそうです。