もう随分昔の話になります。
30年くらい経ったでしょうか
今は立ち入り禁止となってますが、その頃は旧道で交通量は少なかったものの、
普通に往来できる道でした。
私は同市内在住で誰もが知ってる心霊スポットでした
地元では「畑トンネル」ではなく「ハタトン」で通じてました
免許を取った人はほぼほぼ「行く所」で、行った人の感想は「赤茶げてて不気味だった」とか
「声、音が聞こえた」とかエトセトラ・・・でした。
しかし決定的な恐怖話は無く又「みんな行った所」となって行き畑トンネルの心霊スポット感は
右肩下がりとなり、今では「そんな所も有ったね」と言う話にもならないスポットになってしまっています
(近くを通る時気にしてトンネル方向を見てみると完全封鎖風になっていてもしかしたら
徒歩でも現場には行けない?のかも?です)。
と、地元の人たちの大半は「昔賑わった青春スポット」で終わってると思いますが・・・
私たち五人には「忘れられない場所」として未だに記憶に深く残る所となっています。
高校2年 男 五人 青春を謳歌していて
毎日 なんとなく 集まっちゃう場所でその日も普通な毎日を送っていました。
大人のいない場所で たばこを吸い 各高校の話 異性、部活、趣味、バイト話etc・・・
しかし男五人 高校二年!! その場にジっとしていられなくなる時ってありますよね
bike2台に原チャリ1台
0時も越えてて・・・
「どっか走り行くかぁ」となり「とりあえずコンビニ行くべ」と・・・
みんな準備を始めました。
梅雨前頃だったと思いますが少し肌寒い日だった事を覚えています。
そんな最中「畑トン行かね」とM君!
好奇心旺盛期で話題スポット&0時過ぎ!
bike二人乗り二台に原チャリ一台!
「行っちゃいますか~」とみんな快諾!
畑トン→コンビニで一服で決まり早速現地に向かいました
余談!これ後々の話なんですけど、M君・・・自分が「畑トン行くべ」って
言ってないって・・・
真面目に記憶が無いみたいです
この時点から・・・
基 地元なのでたまり場からbikeで10分 現地到着!超近場(笑)
bike止めてエンジン切った時
誰かが「あれ!!」と・・・
着いてから気づいたって言うか 現地がそうなのか?
シンシンと降ってるんです!雨
「降ってなかったよね」→「降ってなかった」とみんなで確認!
急激に士気が下がりましたが、前評判やみんな行きつけ的だったので
‘今日は少し違う感’はあったものの
いつもの儀式的な事を一通りやりました
(じゃんけんで負けたチームは恐怖の限界まで中に行ってくるとか、
トンネル向こうとこっちでふざけた声出しとか、中で一服とか他)
私は だいぶ怖かったものの、引くに引くない事情でその日もみんなで
盛り上がりました。
でもM君終始
カタカタ震えてたんです!bikeの運転手で前だったから「冷えた」と
私ももう一台の運転だったので聞いてみたんですけど
「なんかさっきから・・・」少し間を置いて「冷えたんだな」と切り替えし・・・
めちゃくちゃ明るい奴だし口調は普通だったので、あまり気にせず、
「冷え」だなとその場はそれで収めました
でも その時少し目が吊り上ってるような・・・違和感があったことを
おぼえています。
「ハタトン」いつもの儀式を終えて→コンビニで一服「そろそろ解散しようか」となりました。
相変わらずM君カタカタ・・・「風邪か?」って聞きました!
普通・・・いつもと変わらない感じなんですけど気になったんです!カタカタ&表情の違和感!
そしたら「なんか腰から下に力入んない感じなんだぁ」とボソッと・・・
「そりゃ完全に風邪だな」→「だなあ」www
と、
ここまで!
青春グラフティは・・・
コンビニを後にして、赤信号で停車
M君が「次の信号まで0→400しようぜ」
私「余裕だぞボケ~」と(笑)懐かしいです
国道299号線 入間市と飯能市の境界辺りの軽い登りの真っ直ぐの直線
コンディションは朝露 的 若干湿り気味?程度のドライ
後ろに乗せてるウエイトハンデ(二人乗りなので)やや不利
歩行者用信号点滅開始→ブレーキ踏みながらアクセルふかし クラッチ半クラ・・・
と・・・いきなりM君フライングGO
負けじとGO
の直後・・・
スピード感的に80㌔あたりかな?
ストレートなのに・・・コケル要因無いのに・・・
M君号 スリップ・・・ 後ろに乗ってた奴はよく見えてて
お尻でズズズ~って・・・
なんとなく「あぁアイツは大丈夫だな」と思いつつ
M君は??bikeの火花や後ろの奴追ったから?やら、確認できず・・・
bike止めてM君のところへダッシュ!
ファーストインプレッション!
カタカタ震えて横たわっていて!「やばいかも」と・・・
「大丈夫か?」の問いに「全然大丈夫・・・なんだけど腰から下に力はいんねぇ」と・・・
国道で転がりゴケというより滑って行った感じで縁石や木に激突した感じじゃなかったので
骨折はあるにせよ 内臓損傷的ではない直感はあった。 ので、比較的のんびり対応していました。
が、場の雰囲気一変
誰かが「Mやべ~ぞ」と・・・大出血を発見!
確か左だったと思うのですが・・・
膝のお皿が無くなくなるほどの大怪我をおってました
カタカタが・・・
徐々にガタガタに変わり「ヤバい救急車!」となり
M君・・・
入院二か月となりました
後日談
前条でも紹介しましたが「俺はハタトン行こうって言ってない」と
なんど聞いても全否定でした。
霧雨的であった事もカタカタ震えてたのも覚えていなかった様子でした。
「直線でコケルなんてあのbikeダメだな」と言ってました
顔に違和感も本人は無かったって・・・
ただ、「あの日は少し気が遠かった様な感覚だった」と・・・
M君以外の四人はあの日のM君の違和感・・・みんな一致して
「アイツなんだけどアイツじゃなかった」で同感した事を
今も忘れません。
導かれたのか?
偶然の偶然の偶然だったのか?
生涯分からない一日の体験でした
変なこと書きます。
私 霊感 有りました。
今は落ち着いてます。
今思うとM君の何か?とハタトンの波長みたいな物
合致しちゃったんだと思います
直線での転倒は全てとは思いませんが、
多少 導きがあったと思います。
あの違和感 忘れられません。
長文であまり内容のない話となりましたけど・・・
お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。
最後にハタトンに限らず!
予感は当たることがありますよね 特に嫌な予感
心霊スポットにもそれは当てはまると思います。
根拠なき所にその名は付かず
心霊場には必ず何かあると思います。
いつもと違う感じがある時は「やめておいたほうがイイ」ですよ
絶対に!!