実際に行った人が語る「雪割橋」の心霊体験

昔といっては６年ほど前なのですが、新卒で警備会社にいた頃の話しです。
当時は震災直後のどさくさに紛れて、不法投棄や住居侵入が相次ぎ委託を受けて夜間の巡回をすることになりました。
主に三春町、天栄村、塙町、矢祭町、その日は西郷村を担当する事になり、雪割橋の山沿いに先輩と巡回に向かいました。
しばらく車を走らせると霧が出てきて、いかにもな雰囲気になり心霊スポットに拍車をかけており不気味でした。
途中に尿意を感じて車を降り、古い造りのトイレに向かい用を足してから手を洗いました。眠気覚ましに顔も洗いふと顔をあげると所々黒くなった鏡があり、写っている自分の後ろには長い髪の女性の霊が…。
恐くて後ろを見る事が出来ずに
目を思い切り閉じて手探りで出口を探しだし
ギャーっと叫んで逃げ出しました。
車の中では先輩は地図のチェックをしており体型てきにも無理がある点があり、すぐにイタズラじゃないとわかりました。
まじでアレは怖かったなぁ………。

もう25年くらい前のできごとです。
羽鳥湖に向かうルートに雪割橋経由の林道を選んだのが間違いの始まりでした。
深夜に雪割橋の手前で用をたしていると、女性の声でたすけてと・・・周りを見渡しても誰もいません。
ただ呼ばれたような気がした橋の中ほどをジーと目凝らすと何かがぶら下がっているのです。
急いで白河の町まで戻り、警察に電話しました。
橋の欄干にロープを結び自殺をしたようで、第一発見者ということもあり、警察からとどまるように言われたため、
引き上げられるまでいましたが、あれなら一思いに飛び降りたほうがよかったとおもえる状態でした。
早く引き上げられたくて私を呼んだのか。
それからは夜中に目が覚めたとき、隣の彼女の顔があの女性の苦悶の表情にみえて、じきに分かれてしまいました。
そして私は50を越えていまだ独り身です。