実際に行った人が語る「いわき賽の河原」の心霊体験

私は2011年の震災後に福島市の震災復旧工事に従事していたものです。

福島県薄磯地区の周辺は古代人の竪穴式住居が沢山あり、よく散策していましたが、同時に数々の心霊スポットの密集地帯としてこれでもかといわんばかりの密度を誇っていました。

賽の河原近くのマンション建設工事では、常に目に見えない何者かに監視されているような気持ち悪さで昼間にもかかわらず一人で作業中に何度も後ろを振り返るなど気になっていたのですが、ある日一階のフロア地下の配管工事の最終確認を現場責任者が行ったところ血相を変えて飛び出してきました。

何でも壁といわず天井と言わず泥の手形だらけだ。現場の大事な検査の前にこんないたずらをしたのはどこの誰だと怒り狂っていたので、部下が慌てて確認したところ血相を変えて飛び出して来ました。

部下の話ではそこいらを埋め尽くすような大量の泥の手形は全て子供の手形だらけだ、有り得ないとの話です。

近隣住民は津波被害の後で別の住居に移ったために休みの日か真夜中に子供たちがいたずらをしに来るとは考えられず賽の河原の近くの立地条件のため地下フロアが開かずの間状態になったのは言うまでもありません。

また毎日いやというほど行き来した近くのトンネルもかなりのミステリースポットとの噂でしたが、特に恐怖は感じませんでした。

肝心な賽の河原ですが、河原に行った日が昼間にもかかわらず中に入るごとに恐怖感の密度が半端ないです。

近隣の方々の話では河原の段々の石は絶対に触るなとのことです。見学にいく方々は必ず洞窟の出入りの際は頭を下げ手を合わせてくれぐれもいたずら目的に現地を訪れないよう心からお願いします。

ちなみに定期的に近所の人や町内会の方々が掃除に訪れるようですが、特に変わった事はないそうです。

私は福島県外出身であり、霊感は全くない。
夜中、暇なので浜辺を散歩をしようと思い立ち、周りに人がいない浜辺を見つけ散歩をしていた。
洞窟のようなところを見つけ探索していたところ、開けた場所に出た。
そこはとても神聖な場所のような壮大さで少し恐怖を感じた。
その奥にも洞窟のようなところがあり、近づいてみた。
奥を懐中電灯で照らしても何もないように見える。
そのまま進もうと思ったが、今まで霊感がない私がこれ以上行ってはならない場所と感じ、引き返すことにした。
帰宅して調べてみたところ、この賽の河原の場所であった。
あのまま進んでいたらどうなっていたのか、最近はそればかり考えている。