登場人物は石塚(偽名)、高橋(偽名)石井(偽名)徳橋(偽名)、俺→佐々木(偽名)、滝沢(偽名)です。
横向きロッジに近い宿に泊まったときの話です。その時は林間学校で福島に来ていて一通り予定を終えて宿に向かっていました。
向かっている途中、横向きロッジ(名前は後で知った)の前を通りました。通って見た時は覚えていますが、その直後から宿に到着するまでの記憶がなぜかありません。
宿に着きカードゲームをしているときにちょうど俺が実体験の怪談を話していて怪談を終えた瞬間、友達の高橋がいきなりビクッと何かを感じて『今すごい冷たい視線感じた』と言っていました。俺達は全員嘘だぁwwとか言っていました。
そして飯を食べ風呂に入り一通りイベントを終わらせ寝るだけとなりました。まあみんな消灯しても寝ないわけで、みんな起きていました。
そしてなんか異常に寒くないか?と言っていてふざけ半分で撮影をするとオーブが1個や二個じゃないんです。画面いっぱいいっぱいにオーブが写り、数えきれませんでした。
多分300以上のオーブが写っていたと思います。そしてそんなことをしていたらいきなり高橋が『寝ろ』とか『お前らとにかく寝ろ』と狂ったように言ってきました。
流石におかしいので寝たふりをして様子を伺うことにして様子を伺っていました。いきなり石塚に頭を叩かれて起こされました。
なんだと聞いてみると高橋の方を指差していました。高橋は起き上がっていて何かつぶやいていました。
つぶやいていた言葉が『佐々木、石塚死ね』と。みんな起きてきて高橋のことを心配そうに見ていました。
高橋はそのまま気絶塩をました。倒れた瞬間石井が電気をつけ、俺は我に帰りました。
そして目の前で起きた異様な事態にびっくりしながら持っていたお守りの塩を高橋の額に乗せました。高橋の意識は完全にないはずなのに額に置いた塩をはらうように手を振り回しました。
俺はびっくりして塩を引っ込めて石井と地下にいる先生を呼びに行きました。先生は理由を話すと来てくれてずっと高橋の名前を呼びました。
高橋はどんどん熱が上がり、脈がだんだん止まったり早くなったりを繰り返すようになりました。俺の塩を使い数十分かけてなんとか落ち着きました。
俺達は何が起きたのかわからないまま保健室に連れていかれいろいろ聞かれました。ですが正直に話しても先生は信じてくれませんでした。
ですが俺達が何かやったとは思っていなかったみたいでした。俺達は保健室で寝ることになり保健室で寝ていました。
ですが寝れる訳もなくどうしようか考えていました。その時石塚がいきなり『首が熱い』と言って冷やして置いたジュースで首を冷やしていました。
そしてぐったりしていました。ぐったりしている石塚でしたが『首が絞められてるみたいに苦しい』と言って来ました。
何度か塩を使ってみましたが治らず、悪化するばかりで『あっちこっちから頭を引っ張られている』と言って来ました。起き上がっていた石塚は『北の方向に引っ張られてる』と言っていました。
そしてぐったり倒れるように横になりました。横になっていたところ滝沢が石塚にビンタし始めたので何事かとみると石塚が白眼をむきビクビク痙攣していました。
俺と滝沢で石塚をビンタして意識を取り戻させ、何があったのかと聞くと『頭引っ張られた』らしいのです。そしてまたぐったり倒れるようにして寝ているとまた白眼をむき始めたのでビンタして起こしました。
その時石塚は『さっきから北向きにある窓をコンコンとノックする音が聞こえて聞こえた直後に意識が飛ぶ』と言っていました。横向きロッジは北にあり、霊も北からくると言われているのでびっくりしていました。
石塚はその後5回ほど意識が飛びかけましたがビンタで起こされていました。最後に飛びかけた時に地下にいる先生を起こしに部屋を出てロビーへ行きました。
その時の時間は午前3時半くらいだったと思います。ロビーにはチョッキとハンチング帽を被ったおじいさんが立っていました。
山奥の小さな宿のロビーに午前3時半にそんなおじいさんが立っているのはまずおかしいことなんですが、気にせず通り抜けて先生を呼び部屋に戻りました。帰ってくる時におじいさんはいませんでした。
先生と俺と滝沢でなんとか石塚も正気を取り戻しました。最後に石塚だけど石塚じゃない何かが『お前ら全員ぶっ殺してやる』と言ってきたので滝沢と俺はイライラが爆発して石塚殴りながら『やってみろバーカ!生者なめんじゃねぇ!』と叫びました。
こんなことをしても気づかない隣の部屋の奴らが怖いです。石塚は頰を押さえながらふらふらしていました。
『悪い、迷惑かけた』と石塚から言われ、終わったんだと思いました。ですが最後に霊は徳橋に取り憑きかなしばりに合わせました。
徳橋は10分くらい泣いていましたが、動けるようになった途端寝てしまいました。この夜の出来事は終わりです。
後日談です。あの夜の後俺は山で遭難しました。
呼ばれたように別の山道を下りて行きました。先生が来た時は泣きました。
石塚はあの夜の後、ちょうど首絞められてた部分にポリープができすごい苦労を重ねていました。高橋はあの夜の後、俺、滝沢、石塚、石井、徳橋などを何回も騙し孤立しました。
滝沢と石井と徳橋は何もありませんでした。最後に、あのおじいさんですが石塚のおじいさんにそっくりでした。