今から35年程前。全ての元凶とも謂うべき体験だ。僕は親の職場の人達と確かゴールデンウィークの時期だったと思う。恩納村の希望ヶ丘へ泊まりに行く事となった。沖縄こどもの国で(当時はジェットコースターのある遊園地だった)遊んだり、瀬良垣ペンション(現在は廃墟)の前の浜で遊んだりした。
(中略)
最初の恐怖体験は、希望ヶ丘から子供達と運転手のワゴン車1台でドライブする事となった。某所につき車から降りて子供達だけで海岸へ向かうと、ガードレールに黒いペンキの様なもので「SSS」と書かれていたのを見つける。道の突き当たりか大きな石碑に「ありがたう」と彫られていたものを見つけ、右側に瓶で出来た階段(端っこが切られた瓶が土に半分程埋まった様な感じ)があり、そこをおりた。道は広々としていた。広場に着くと子供達だけで御嶽でやってはいけない儀式をしてしまう。
(儀式の内容は伏せる)
(中略)
すると祠の上に黒白の手毬を持った平安時代風の着物を着ていた少女が座っていた。
少女は呪術(お経?)?を唱えアブから生気のない子供が這い上がってきた。言語は日本語に聞こえない。サンスクリット語なのだろうか。幽霊とは明らかに違う。今思えば少女は死魔だ。死魔が死神を口寄せして儀式に加わる。僕らは逃げる事が出来ない。少女の術に操られているから。
祠にいた少女(死魔)は一瞬で僕の目の前に現れ、僕の顔を下から覗いてきた。その時少女の右目の瞳孔と目が合い、その瞳孔に六芒星の模様がくっきりと見えた。僕は恐怖した。
少女は「ふふっ」っと楽しそうに僕から離れていった
儀式が始まった
はっきりとは覚えていないが
男子は僕含め3人、女子は2~4人だったはず
かーごめかごめ
かーごのなーかのとりは
いーついーつでーあーう
よーあけのばーんに
つーるとかーめが
すーべった
うしろのしょうめん
だぁあれー
鬼1人がしゃがんで4~6人は
鬼の周りを廻りながら唄う
次いで鬼が立ち目を瞑ってたかは覚えていないが、鬼1人が唄いはじめる
ひーとりふーたりさんにんのこ
やーっとかぞえて
(そろえてだったか、ならべてだったかな)
ひとふたり
あのひとさーあ
このひとさ
鬼が後ろを向き
あのひとさーあ
このひとさ
で2人を指さした
この後少女が唄い出す
唄は全くと言っていいほど覚えていない
日本語に聞こえなかった覚えがある
唄い終わった後
少女は指名された男子1名のマブヤー(魂)を呪文の様な物を唱えながら手を頭に突っ込み、嬉しそうな顔で抜き取りはじめた。少年は痛みに耐えきれずに、泣き叫びだした
「あがァ〜ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~」
僕は恐怖のあまり下を向いていた
隣にいた女子も僕と同様に下を向いて震えていた。
抜き取ったあと、空の肉体に死神を入れはじめた。もう1人も同様にした
儀式が完了した
抜き取られた少年は新しい死神となって、寂しそうな顔でアブの中へ入って行った
気づけば僕らは芝生の上で皆気を失って倒れていたのか、目を覚まして起き上がった。少女の姿はいなくなっていた。僕らは真のsssを出た。1番年下の女の子は泣き続けていた。
恩納村の希望ヶ丘へ戻った。僕らは真のsssの体験は家族誰1人にも誰も話さなかった。魂が入れ替わった人男子2名は、何事も無かったかのように楽しんでいた。僕らはあの2人には関わらないようにしていた
その数日後僕は真のsssの体験した記憶は一時的なくなっていた
小学校高学年に恐怖体験をした感覚があって親に聞いたことがある
「僕って、恐怖体験とかなにかしてなかった」
親は真のsssへは行っていないので当然「していない」と返答が帰ってきた
何故母親の同僚は僕達をわざわざ
真のsssへ連れていったのかという疑問が残っている。意図的に連れて行かされてる感じがする。闇堕ちユタ(呪術師:六芒星と逆五芒星、人形と札を使って相手に呪いをかけるユタ)が絡んでそうな感じがする
実は恐怖体験はこれで終わりでは無い。
本当の恐怖はここから始まった
35年間未だに続いている
入ったら最後
死後無間地獄へ行く事になるだろう
高校辺りから真のsssの体験を徐々に思い出しはじめる。瓶でできた階段が頭をよぎりはじめる。大人になるにしたがって霊感が強くなっていき、何故か大人から僕の存在が認知しなくなってきていた。
「びっくりした、お前いつからいた」と
19歳でムーヴを購入した時も、僕の存在は認知されにくかった。決まって「いたのか」とびっくりされる。その為事故に遭いそうになる。そればかりか3ヶ月置きに事故の瞬間を目撃するようになる。犬が轢かれる瞬間、当て逃げの瞬間。これが日常となっていた。この後瀬良垣でブレーキ痕無しの危うく壁に激突する死亡事故を起こすところだったが読経したおかげで助かった
続編当サイト瀬良垣某信号機手前の体験へ続く
真のsssとの関連がある場所は複数存在する
最近多いのが浜比嘉島の死亡事故。死亡した人は僕と同様の体験をしている事でしょう
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