実際に行った人が語る「葛岡霊園（くずおかれいえん）」の心霊体験

このお話は…まだ生まれ持った霊感に気が付いていなかった十五歳の私が体験した葛岡墓地に纏わる2つの体験談です。

1つ目…公衆トイレのお姉さんと祖父
手先が器用で松毬を利用して神殿や色々な物を作っていた祖父に頼まれて朝のドライブがてら孫達を連れて葛岡墓地へ出向いた兄。
入口付近に停車して松毬採集に出向いた祖母と他の兄妹を車内で長兄と祖父と共に待つ私は…車の横にあった公衆トイレの中から曇ガラス越しに女性が此方を見ている事に気が付いた。
悲しい表情と顔色の悪さに心配になり、女性の事を祖父と兄に伝えた。
祖父は…ゴルゴ13の殺気を私に向けて睨み、口を開かせないようにした。
初めて見るそんな祖父の表情に私は呆然とした。
直ぐに普段の優しい祖父に戻り、お腹すいたか?と聞かれた所で松毬採集部隊が帰還したので帰宅した。
その日の晩に祖父に言われた。
あの女性はこの世の方ではないのだと。
その証拠に…トイレを利用した祖母は女性と擦れ違ったのに姿が見えていなかった。
「お前も年頃の娘だから気を付けなさい。
1番怖いのは人間だ…それも、欲望に狂い理性を失った人間程怖いものはないんだよ。」
祖父は悲しそうな表情で言いました。

2つ目は…水子地蔵と蹲り泣く女性のお話です。
1つ目のお話を葛岡斎場に向うバスの中で思い出して祖父を偲ぶ秋晴れの日に…またもや不思議な体験をした。
葛岡斎場入口手前にお地蔵様が数体建立されており、その前で一人の女性が蹲り泣いていた。
どことなく見えた横顔が具合悪そうだったので少々心配だった。
待合室にいる時に近くにいた大叔母と母に女性の件を相談した。
「あのお地蔵様は水子地蔵様だから…子供と会えなかったお母さんかな。
貴女は優しいし霊感があるから視えたんだね。」
「おばちゃんと同じだ…。
安心しなさい…何も怖いことはないわよ。
子供が大好きな優しいお母さんだから…。」
と…言われた。

余談として…それから大体数年後の夏。
帰宅途中に葛岡墓地最寄りの駅で停車していると…墓地側の扉が開いた。
車掌さんが間違えたのかな?
…と思ったのだが、不思議な女性が視えた。
近くにいた若い男性の知り合いかと思っていたが、違った。
普通に人間だった…いや、人間にしか見えなかった。
それなのに…墓地側の扉から出た後の彼女は透けていた。
その女性は他の方には見えていない。

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夏休み中に葛岡墓地に行きました。その時はお遊び半分で墓地まで行き、塔の周りを3周または5周回ると不吉なことが起こる噂を聞いていたのでふざけて友達と回りました。その時は何も無く、なーんだつまらないと軽率な気持ちでした。それから１ヶ月後、偶然に車との衝突事故が起きました。私は自転車で足と手首を骨折しました。それから約2.3週間で全治し、ようやく終わったと思ったらまた事故に遭いました。やはり葛岡墓地が関係しているのか、と怖くなり霊媒師に言いました。その時母と父が男の子の声がたまにする、と言っていてそれも言ったらやはり私が連れてきたみたいで、次は死ぬよと本当に連れて行かれるら早くお祓いをしろと怒られました。いつなんどき何があるかわからない世の中です、お遊び半分では絶対に行かない方がいいと思います。ちなみに、霊媒師は母の友人で、母が電話で話してる時にこっちにきて教えるなって言ってるわと言われてから母が猛烈な吐き気に襲われたそうです。危ないので皆さんも絶対に行かないようにしましょう。 下手したら死にますよ。洒落になりません。

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