今更ながら投稿するのを躊躇しましたが、最近のコメントでこんなに当時のことに詳しい方がいらっしゃることに感銘をうけました。
コメント欄の遭遇者の方、貴重なご意見感謝致します。結構以前からここが噂になっているという話を聞いて、既に大阪は離れているのですが、色々と探索はしていました。当時から「アキちゃん」って通称が付いていたことに驚きました。なにぶん、学生時代の話ですので多少うろ覚えのところもありますが、出来るだけ脚色せずにあったことをお話しします。支離滅裂な文章になりましたら申し訳ない。
実際にアキちゃんはいます。というか、17前に襲われました。
詳しくは私の友人が襲われたのですが、実際の事件(にまでは発展していない)というか実人物の方なので書くかどうか迷いましたが・・・。
こちらのページ紹介にある画像の写真がどちらから撮影したものかわからないのですが、泉の広場突き当りに左右の階段があって、左側の階段を上るとアーケード街出入口交差点に。右側の階段を上るとラブホや風俗街に上る階段に分かれています。そちらの右側の階段の方(もっとも人の出入りが少ない小さな階段)に座っておられていて、自分が大学生の頃、恐らく夕方かそこいらだったと思います。地上付近のパチンコ帰りにコンビニで何かしら(覚えていません。多分タバコかなにか)を買って、友人とその右側の階段から地下に降りて行ったんです。私は大学から大阪に住みましたので、あまり土地勘はありませんでしたが、友人の方は元々が関西の人で、梅田の裏道なんかにも詳しく私は初めて使うルートでした。
おばさんは階段に座っておられていて、背中を向けていました。おっしゃられるように厚手のボロボロの赤いというより赤っぽいロングコートです。髪の毛は凄まじく長く、ボサボサに白髪交じりの様相だったので、一目であぁル●ペンかなんかか・・・。と思い、出来るだけ刺激しないように通過しようとしたのですが、すれ違いざまに何かボソッと一言いわれて、「?」となりつつもそのまま広場に降りて行ったのですが、私達が階段を降りきるなり、もう一度、今度は大きな声で何か叫ばれました。実際なんて喋ったのか全くわからず、ビビるというよりは流石に私達に向けられて発せられているわけではないと感じながらも「??」の方が多くて躊躇していた次の瞬間に、物凄い形相で友人の方に掴みかかり、「わー!」とか「ぎゃー!」とかよくわからない何かしらを叫んで、友人の服を引っ張るんです。しかもまぁ、子供の発狂というか喧嘩というか、喧嘩なんかしたことがない人の初めての動きみたいに、動作が伴わない無茶苦茶な動きで、それが老婆がするもんだから完全にカオスな状態です。掴まれてる友人も、もはや抵抗というより何が何だかわからなく、抵抗することもなく終始??状態で、「なに?なに?」みたいな感じで抵抗するというよりは服を引っ張られたまま後ろにたじろく程度。見ていた私も突然のことだったので、わけがわからず躊躇していたら、どこからともなくお爺さん2人(恐らくその界隈の人)がやってきて、「やめろやめろ!●●(聞こえませんでした)やめろ!」と叫んで迅速に引きはがしてくださいました。なんでそんなことになったかよくわからず、引きはがしてくださったご老人もどうやらそのアキちゃん?のお知り合いの方だったようで、引きはがされた後、アキちゃんを宥めておられました。あまりその時間帯に広場に人はいなかったのですが、一時騒然となりまして私達も唖然としていたら、すぐそばの売店だったか靴修理の小さい店だったかの店主さんが、「兄ちゃん達、ちょいまってな。呼んだから」と。呼んだ?呼んだって何を?みたいな感じで未だに事態がわからず呆けていたら、思いのほか素早く警察の人が2人現れて(後日知りましたが、すぐ上に派出所があるみたいです)、なんでこんなに早く警察が来るんだ?と、もしかしたら興奮で体感時間がかなり変わっていたのかもしれませんが、よくわからないまま警察の方に諭され、「大丈夫?ケガはない?どないする?」みたいな展開に。多分このどないする?みたいなのは訴えるかどうするかみたいなニュアンスだったとは思うのですが、友人も私も警察と話をするなんてことが今までなかったものだから逆に固まってしまって、「あ、大丈夫です。なんともないです」と兎に角その場から離れたかったんです。というより、宥められてるアキちゃん(先程の座っておられた階段側の方に戻りご老人2人と警察の方に宥められていた)が、今なお垂らした前髪の隙間からこちらを凝視してフーッフーッ!してるのがめちゃめちゃ怖くて溜まらなかったんです。
容姿については、まさに異様というか前レスの方がおっしゃられた内容で謎が解けましたが、凄まじく厚化粧なんですね。そして、眼がホントにおかしい。瞳孔が開いたまんまというよりは思いっきり眼を強く開いた状態をずっと維持しているというようなそんな感じで、恐らくはそのせいで眼病かなにかを患っているのかもしれませんが、白目部分がないというか黄ばんでいる?というような有り得ない感じです。流石に観察出来る程心の余裕もなかったので、「明らかにおかしな容姿」程度の感じですが眼に関してはとても印象深く二度と見たくない、というそんな感じです。
そして、警察の方も何か平然としてらして、まるでよくあることみたいな感じで「あの人アレやから(笑)」(と、頭でクルクルっと指を回すジェスシャー)とおっしゃられて調書も取られず、名前も聞かれずで私たちはその場を後にして、流石になにがなんやらで大阪を離れるまで泉の広場を使うことはなくなりました・・・。
そんなこともあったものだから、数日中は武勇伝のように友人間の中ではその話題で持ちきりだったのですが(うち何人かも既にその赤いコートのアキちゃんのことは知っていたようでした)、特に何かしらの新情報には発展せずにその後数年を経た頃でした。私も卒業間近だったので2年は過ぎていたと思いますが、たまたま飲み屋で数人で梅田の話になって、昔そういうことがあったんだよ、という話題をしている中の一人で、とてもその話題に詳しい人がいて、「あ~●●ちゃん?(か、『さん』付けだったかも)」と。今思うと「アキちゃん」と言っていたのかもしれません。夜の仕事をしていた友人(と言っても、直接的な友人ではなく、友人の友人程度)で、その界隈というより梅田全般に関してよく知っていた様子でした。その人が話していた内容が今でも生生しくて、今でも忘れられないのですが、そのアキちゃんという方、実は凄い暗い過去があるらしく、地元でも有名な方だったようなんですね。
その話というのが、部分的に記憶があいまいなので脚色無く簡単にいうと
・戦後から立ちんぼで人気ナンバーワンだった
・プライドが高く、周囲の人間には嫌われていた
・梅田が栄えはじめた頃も身の振りが決まらず立ちんぼを続けた
・ある頃、男に騙されて薬漬けにされた挙句、貯金も何もかも取られた
など等、だったのですが何かこうアキちゃん自身の生い立ちがとてももの悲しく感じて胸が締め付けられるような気持ちで聞いていたのを思い出します。
そしてその友人が言うには、実は被害者は私の友人だけではなく、度々警察のご厄介にはなっているとのこと。友人の話では、アキちゃんが転落したキッカケである騙した男風の人を見つけては突然襲うとのことだそうです。まさに狂気の沙汰ではありますが、他の方の目撃者談を含めて身近にあった出来事ですので支離滅裂なコメントですが投下させていただきます。
もし、当時の現場の出来事や何かしらの情報を知っている方がいらしたら宜しくお願いします。既に私は大阪を離れてしまっているのですが、その後アキちゃんがどのようにされているのかとても気になります。下の方がおっしゃるように、既にかなりのお年とは思われますが、平穏な終生でありますことを願います。