私の弟が専門学校生時代に本当に体験したはなしです。
ある夏 当時学生だった弟は男3女2の友達5人、車でこの十三佛へ肝試しに行きました。
行きは、ワイワイとても楽しかったそうです。
夜中で辺りは真っ暗でしたが、5人だったこともあり怖さは感じなかったようです。
途中、車を止め「そこ」まで徒歩で行ったそうて・・・
結局 目的の地蔵の場所へは、
何事もなく到着。
スリルを期待していた彼らは、半ば
バカにしたように
「全然よゆうやねw」
そんなことをワイワイと話しながら また歩いて車の方へあるき出しました。
しばらく歩いていると前方から白いものがこちらへ歩いてくるのが見えました。
「え?!なに!?」
皆一瞬にして緊張感に包まれました。
すると一人が
「wよく見ろ 普通に女の人やん」
確かに白いワンピースを着た髪の長い女はの人でした。
「こんな山道で一人とか怖くないのかな」
「向こうにも民家あるんじゃないの?」
そんなことを言いながら 次第に女の人との
距離がちぢまっていました。
反対端を歩いてくる女とは10メートル位の距離があったが すれ違う時
一人の女のコが小声で
「ねえ・・ あの人・・・
靴・・」
「しっ!!!」
弟は言葉をさえぎったそうです。
何故だがそれに気づいた事が
バレると 危険な気がしたそうです。
けれど 駄目でした
他の女のこが
「履いてないかったよね!?」
全員で振り向いた時
女はこちらに方向を変え歩いてきました
「走れ!」
誰かが そう叫ぶと
恐怖におののてかたまっていた全員は、
正気に戻り車まで
息もしない勢いで全力で走りました。
全員無事車に乗り込み、エンジンをかけ
急発進で車を走らせました。
後ろは・・・
明かりがある街へ戻るまで
誰も振り向けなかったそうです。
その女
幽霊だとしても
生きてる人間だとしても
とても君の悪い話です。